電話機の買い替え(VE-GD25DL)

この電話機はいつ買ったものだろうか。記憶にない。少なくとも10年は使っていますね。留守電のついた本体と、コードレスの子機が1つあるという、ふつうの電話なのですが、最近子機の画面が全く映らなくなったし、経年劣化もあるだろうし、子供も使うようになるだろうし、同じメーカーの似たようなものを買いました。

まずお別れする古い電話機。VE-GP10DLというやつ。発売日が2006年だから、やはり相応に古いものでしょう。子機にしか画面がないのに、それがうつらないのです。子機の電池は一回替えた気がしますね。

次に新しい親機と子機。VE-GD25DLというのを買いました。型落ち、と言っても2017年の製品だし、新しいモデルVE-GD26DL(2018年製)と、価格以外の違いが正直分からなかったです。お値段の話をついでにしておくと、Amazonで5000円しなかったです。安くないですかね。元が取れるんでしょうか。

良さそうな点は、以下のようなところでしょうか。まだあまり使っていないので、見た目ばっかりですが。

  • 全体にコンパクトになった
  • 本体のACアダプタが小さくなった
  • 本体に画面が付いた
  • 子機の充電器にACアダプタがない(!)
  • 子機は無接点充電になった
  • 親機も子機も画面がうつる

年長の上の子は、「これなら簡単に使える」と言ってました。これまでは、押した番号がわからなかったので、格段に良くなりました。古い子機は、電池があるのかないのかも分からないレベルでしたし。

遠い将来を考えると、子機が2つあるモデルにしたかったけれども、なぜだか驚きの価格差があったので、そこは妥協しました。家は広くないので。 これから、永らくよろしくね。

Samsung 860QVO

いよいよSamsungが4bitの記録をするNANDを積んだ、860QVOシリーズを出してきます。2月。既報を見る限り、安い代わりに早くはない。ただし、SLCのキャッシュで頑張るので、実用上はそれほど遅くは感じない、というところでしょう。

Amazonからもさっそく出てきました。注目すべきは、やはり2TBという大容量のSATA SSDがお求めやすくなったところではないでしょうか。

個人的にはですね、新しい860QVOが売れることで、古くなった860EVO(MLC)の値段が下がれば、それを買いたいです。いまCrucialの1TBのSSDを使っていますが、あんまり余裕がない。このペースだと1年は持たないです。

こちらがすでに売られている860EVOの2TB。いまはまだ4万円を超えています。

こちらは2月から予約販売の860QVOの2TB。すでに35000円とかです。今後に期待できそうですね。

冷蔵庫の共振対策

冷蔵庫がうるさくなった。

コンプレッサー自体がうるさくなってしまったのなら、ある程度諦めますが、あちこち触ってみると、底面の樹脂カバーが共振している様子です。そこを触るだけで、静かになる。

たぶん、横向きにしてネジを締めなおすとか、パーツやネジを取り寄せて交換すればよさそうだけど、現実的ではない。300Lを超える冷蔵庫は、僕より重いですし。

そこで物は試し、制震シートを貼ってみることにしました。

貼ってみたものはこれです。日本特殊塗料の「防音一番オトナシート」というもの。

貼ったらこんな感じ。

側面から底面にかけて貼り付けました。と一言で書けばそれだけですが、けっこう大変な作業でした。少し持ち上げては、段ボールとかでくっつくかなあ、と押し当てたりを何度も繰り返す。見たところ、床から浮かずにくっついたのでよしとしました。

結果はというと、とっても良いです。バッチリ静かになりました。これはすごい。こういう、一部が共振している現象については、むちゃくちゃ効果があります。エアコンの室外機とかにも効きそう。

このシートは、5枚入りなので4枚余ってるんですよね。誰か要りますか。でも送料が高くなるのですね。きっと。

「ミライの授業」

成功の裏にはどのようなポイントがあるか、多くの伝記を引きながら若い人(14歳)に向かって語り掛けている本。 不勉強なので知らない話もいくつかあった。14歳どころではないけれども、首肯すべきポイントはいくつもある。 ポジティブな内容で簡明に書かれているので、読みやすいのは良い。

「心配事の9割は起こらない」

タイトルがややミスリードのような。日常暮らしていくうえで起こる様々な不安や心配事に、どのような態度で挑むべきか。そこに禅の教えやたとえ話などが効果的に付け足されている。なかなか雑事にとらわれがちで、そこまで達観できないけれども、読む値打ちは大いにある本。特に会社員向きではないかな。

Ubuntu16.04LTSのqmailのログがあまり残らない問題

いまどきqmailなんか使うなよ、という声が聞こえる気がします。

しかし乗り換えるのも面倒そうな上に、Ubuntu16.04LTSではご丁寧にバイナリのパッケージ(qmail)まで用意されています。ただしuniverseかな。昔はqmail-srcしかなかったと思うのだけど、ライセンス上、何らかの問題があってそうなってたのが回避できたのかな。その辺の昔話は忘れてしまった。

ただしこれ、djbのオリジナルのqmailと比べると、ちょっとだけバージョンが進んでる。誰かがメンテしてるのかな。いくつかパッチあてたりとか、そんなんだろうか。そんなことすら知らずに使ってしまう。全く意識低い。

なぜqmailを使い続けるかというと、virtualhostの扱い方が理解しやすくて、具合が良いからなんですよね。Postfixで同じことをやろうとすると、どうしたらいいんでしょう。いずれやらないとな、とは思っていますが。

さて、入れて動いてよしとしてたのだけど、ある時に「ログがあんまり残ってない」ことに気が付きました。具体的には、100kBくらいのログが10個しか残っていない。それは、いくら何でも少ないです。

これはqmailが使っているmultilogというやつの構造の問題のようですね。ファイルサイズと、ローテーション数しか指定できない。1カ月残したいなとか、そういうのには耐えないような感じ。
頼むからsyslogとか、世間一般のツールを使っていただきたい、と思う人はqmailには近寄らない方がいい。そこはまるで独自の世界なんです。起動の仕方から何から何まで普通ではない。

もちろん設定を変えたらsyslog経由でも出せると思います。でも、あまりいじるのもそれはそれで不安ですし。

見たところ、multilogのオプションは何も渡しておらず、標準の値が使われています。とりあえず、ローテーションは10で良いとして、ファイルサイズのデフォルト値が小さすぎる気がするので、1つか2つ上の桁を指定したらいいのではないかな。もちろんmanも読んでね。

メール受信時のログは、以下のところに設定されている(ほら変でしょう)。とりあえず1桁増やすのはこんな感じです。
/etc/service/qmail-smtpd/log/run

#!/bin/sh
# exec setuidgid qmaill multilog t /var/log/qmail/smtpd
exec setuidgid qmaill multilog t s999999 /var/log/qmail/smtpd
メール送信時のログも同じ感じです。

/etc/service/qmail-send/log/run

#!/bin/sh
# exec setuidgid qmaill multilog t /var/log/qmail
exec setuidgid qmaill multilog t s999999 /var/log/qmail
さて、これでqmailの再起動でもしたらいいんじゃないですかね。どうしたらいいんでしょうね。

qmailctl stop / 止まっているか確認 / 止まってなければkillall → 止まらなければkillall -9 / qmailctl start
とやっています。これでできているようです。

こんなのが誰かの役に立つでしょうか。はっきり言ってqmailはもうあまり使われていないと思うので、検索してもズバリなものは、あまりないかもしれませんよね。忘備録を兼ねて、こうやって残すことにしました。

Ubuntu16.04LTSでcronからのletsencryptがたまにエラーを出す件

やったのはほとんど僕ではなくY.H氏なのだけど、同じことでハマる人もいるだろうし、文章化しておきます。

Ubuntu16.04LTS(x86_64)の環境で、Apache(apache2)を使い、Let’s EncryptのSSL証明書を取得して、HTTPSを実現しています。

Let’s Encryptの証明書の期限は短いので、更新処理はcronで日次でやることにしています。

rootのcrontabはこんな感じです(mm,hhには適当な時間を指定します)。

mm hh * * * /usr/bin/letsencrypt –text –apache renew 2>&1 >/dev/null

ところが、毎日ではないのだけど、エラーが出るのですよね。

2018-10-28 10:10:01,111:WARNING:letsencrypt.cli:Attempting to renew cert from XXX produced an unexpected error: The apache plugin is not working; there may be problems with your existing configuration.The error was: NoInstallationError(). Skipping.
1 renew failure(s), 0 parse failure(s)
そういう時に、rootで同じコマンドを実行したら、何事もなく終了します。

#  /usr/bin/letsencrypt –text –apache renew
letsencryptが適切にログを吐いてくれれば、ズバリな原因が特定できると思いますが、そこまで具合は良くないようです。–verboseというオプションはあるようで、いくらか詳しくは出ます。

個人的にはライブラリのパスかなにかの違いかなあ、と思っていましたが、どうもPATHがダメみたいですね。まあcronのソースはありますし、見てみました。

まずpathnames.hに以下のように定義されています。

#ifndef _PATH_DEFPATH
# define _PATH_DEFPATH “/usr/bin:/bin”
#endif
そして、cron.cのmainのわりと最初の方に、こんな感じで書いています。
#if defined(POSIX)
setenv(“PATH”, _PATH_DEFPATH, 1);
#endif
makeするときに-DPOSIXと渡していますので、たぶんこれでPATHが設定されてるんですね。これ以上追いかけていないので、さらに更新されてたらすみません。

そういうわけで、とりあえずcronのPATHは”/usr/bin:/bin”みたいです。なぜこういう縛りがあるのでしょう、よく分からないです。

おそらくそんなPATHなので、apachectlか何かを呼ぶのに失敗しているのでは、という推測をされていました。apachectlは/usr/sbinにありますし。要はそこにPATHを通してあげたら良いのでしょう。方法はいくつかありそうですが、crontabの冒頭に書けばいいそうです。それは知らなかった。

というわけでcrontabを以下のようにしておけば良いのです。この件だと/sbinは要らないかも。

PATH=/sbin:/bin:/usr/sbin:/usr/bin
mm hh * * * /usr/bin/letsencrypt –text –apache renew 2>&1 >/dev/null

こんな感じにしておくと、エラーが出ずに動くようになりました。色々と勉強になりました。

「クリーニング業界の裏側」

現役の人とは思えないくらい、あらゆる方向からこの業界の悪い面を晒しまくっている。ともかく、筆者の熱の入れようがすごい。業界をよくしたいということなのだろうな。でもそこまで書いて大丈夫なのかな、刺されたりしないかな、と心配に思うくらい。面白くて、すぐに読み終わってしまった。

花王の罠 キュキュット クリア泡スプレー

最近買ってみた、花王の「キュキュット クリア泡スプレー」、これははっきり言って、花王の仕掛けた罠です。
スポンジの入らない所とか、ストロー部分とか、そういう洗いにくいところにプシュっとスプレーするだけ、簡単だよという触れ込みで、実際のところ本当にそうで、便利。洗剤そのものの力も強い。おそらく手を触れることを想定していないからでしょう。
「これは洗うのがだるい鍋」みたいなものも、水を少しいれて、プシュっとしておくだけでずいぶん楽になる感じです。花王のマジックリンは強力だと思うけど、同じようなものを使ってるのかな。
しかしね、洗剤の消費が早いですね。洗剤ばっかりプシュっと出してるから当たり前かもしれません。詰め替えも、普通の台所用洗剤よりお高い。だからこれは罠だな、と思ったわけです。
しかし罠にかかりました。便利なものはついつい使ってしまう。家事は、できるだけ楽をしたいです。
僕が住んでいる地方のドラッグストアのどこでも置いているくらいだから、簡単に手に入ると思うけど、詰め替えを買おうとすると、なぜかAmazonの方が安かったりする。そんなものくらい近所で買いたいけど。これも何かの罠なんでしょうか。
とりあえず花王様には、値下げと、その辺のお店でもAmazonと同じくらいの値段で売って欲しいですね。そうしたらモヤモヤはすべて解消します。
この商品、気になった人は一度試してみたらいいですよ、特にちびっこがいると、マグマグとか、ややこしい洗い物が多いですしね。

DSC-RX100M5Aを買いました

うちのコンパクトデジカメは、2013年にソニーのDSC-RX100M2(M2)を買って、今も愛用してるけど、もうすぐあるおチビ達の運動会に向けて、もう少しAFの早いカメラがどうしても欲しくなった。

その時は5年もたったデジカメが、未だに現行モデルとして売っているとは思わなかったな。

色々検討したけど、結局DSC-RX100M5A(M5A)を買ってしまった。やっぱりこのサイズ感がいい。いつでもどこでも持っていけるというのは、相当のメリットだと思う。

RX100シリーズは、M2とM3で光学系が思い切り変わって、あとは細々変わっていってる。ジワジワ機能が増えて、お高くなっていく感じ。詳細なスペックはソニーの比較ページを見たら載ってます。M5Aだと、同じ値段で、安い一眼とレンズのセットが買えると思う。もちろんそちらの方が良く映るに決まってるけど、そのような無粋なことを言ってはいけない。

M5AはともかくAFが早いのが売りのようだし、それが一番欲しかったので、シリーズの他のものとの迷いはなかった。4k動画とかスーパースローとか面白機能があるのは知ってるけど、たぶん使わないだろうな。もったいないかもしれない。

いくらか使ってみて、素人ながらの雑感を書きたいと思いますね。

  • AFは早い。M2と比べるとまるで異次元。あんまり迷わない。ハズレが減るので文句なし。
  • 連写も異様にきく。AF追従しながら秒間24コマとかいけるらしい。そこまで要るのかどうかも分からないくらい。
  • ポップアップするかわいいEVFがついているけど、メガネ越しだとどうも見えにくくて使ってない。もったいないな。これは要らないから5000円安くしてほしいな。
  • バリアングル液晶は、M2よりも上に向かってよく開く。前を向ける。自撮りしたい人には便利だと思う。やらないけど。
  • 新しい光学系は、広角端の周辺の歪みが大きいような気がする。まあ真ん中らへんを使えばよい、スナップをとるのだし。これはとって出しJPEGの話であって、RAWに修正をかければいいのかもしれない。そこまでは分からない。
  • 新しい光学系は、スペック通りズームがあんまり効かない、そこは辛い。しかし保育園の運動会はそこまで広くないので、今回はこれで良しとする。その代わり明るいので有利かも。
  • M2の光学系は、ズームしたらなんだか甘くなる感じがあった。広角端みたいにカリッと映らない。その点はマシになっているような気もする。FHDくらいでしか見ないので、そういう気がする、という域を出ない。
  • とって出しのJPEGの雰囲気はなんだか違う。まあそこまで追求しないし、まず色のまともなディスプレイすらない。一応IPS液晶ではあるけど。やりたい人はみんなRAWからやるので何の問題もないのでしょう。
  • M2だとRAW+JPEGでJPEGの画質を選べなかったけど、M5Aはそこを変えられるようになった。
  • バッテリーの減りは、M2と比べても早い感じがする。運動会を全部撮るのは無理かな。連写なんかしたらもっと減るだろう。でもUSB経由で給電できるし、まあそこは諦める。
  • オートで適当にやっていても、動きを感じたらすぐシャッター速度と感度を上げる。かなり積極的。明るめの室内でも、1/250秒、ISO2000くらいを平気で使ってしまう。等倍で見たらもちろん荒れるけど、被写体ブレするよりは良い。どうせFHDで見るか、L版に焼くだけだ。屋外の運動会ならもう全部オートでやる。
  • メニューの並びはずいぶん違う。どうやらαに寄っているらしいけど、持ってないし分からない。かなり違うことは確か。
  • 今時タッチ液晶ではない。それはいけてないと思うぞ。
  • Windows10のフォトアプリで、M2のRAWは見えるのだけど、M5AのRAWは見えない。なんでだろう。フォーマットが違うのかな。そのうちアプリも更新されるのかな。
というくらいでしょうか。いくつか文句は書いたけど、さすが最新のおもちゃ、いい感じじゃないかな。

ついでにお値段について、某価格比較サイトの値段を見てからヨドバシ京都に行ったら、その値段を下回る額を言ってくれてビックリした。コンセプトの近い他機種と比較して悩んだり、平日の朝っぱらから買うオーラは全開だったからかも。そこにポイントが10%つくし。ヨドバシのポイントなんて、現金みたいなもの、買わない理由はないな、と即決した。

ついでに適当なストラップと液晶の保護シート、割高だけど、正規品なので安心とおススメされたSDカードも買っといた。SanDiskのExtreme PROというもの。UHS-Iではこれが速いらしい。確かにJPEGを数十枚くらいPCに取り込むだけでも、かなり違う。5年間の進歩かな、たぶん5倍とかそれくらい違うのだろう。もともとTrancendのclass10のものを使っていたので、そこまで粗悪ではないはずだけど、やはりこの手のものは新しいものが良い。

正直、並行輸入品でも構わないんだけどね。値段だけ見たら3倍くらい違うかな。でもいいんだ、そこは。ヨドバシみたいに気分良く買い物できる空間が、いま他にあるだろうか。それを維持するのに相応のコストがかかるのは良く分かる。ヨドバシは、なんとか頑張って続いてほしいね。