闘うプログラマー

いまさら、という気もするが読んでみた。4連休だったしね。
上下2巻の長編だが、内容も訳もよくて、すんなりと読めた。
内容は、「Windows NT」を開発したカトラー率いるチームのお話。私はソフト書きなので親しみ易い内容だ。用語の説明なども目障りでない程度に記されているので、この業界を知らない人や、知りたい人にもお勧めできる。
マイクロソフトの良いなあと思うところは、プログラマを尊重するところだ(あくまでも本を読んでの感想)。世の中、リーダーやマネージャーと称して、わけのわかってないアホが介入して、火に油を注ぐようなプロジェクトはいくらでもある。 マイクロソフトでは、リーダーにもプログラマの能力や、実際のコーディングへの参加を求めている。つまりリーダーはプログラマの長であるのだ。
私は、ソフトウェア製造においては下流工程こそが大切だと信じているので、このポリシーは素直に納得ができる。 また、カトラーが「完璧でないコードをチェックインするな」といって暴れる様子にも、とても好感が持てた。
そう、プログラマの作ったコードが、品質の全てを支えるんだ。そのとおりだよ、とうなづきつつ読んだ。つくづく下流工程が好きみたいだ。
ところで、書いたコードが動くことに心を奪われて、まもなく10年。いつがその日かわからないけど、お祝いをしようかな。
もう一つ、マイクロソフトの社員は猛烈に働く、とあるけれど、この国の従事者から見ると、わりと「普通」に見えてしまうのが悲しい。しかも、この国のサラリーマンは、その代償として何百万ドルのストックオプションを得る、なんてことは、ありえないからなあ。
2010/2/20追記: 昨年7月に再版となったそうだ。絶版になってたとは。

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