トランセンドのSSDがファームウェアの更新で早くなった

一年ほど前に買って愛用しているトランセンドのSSDスティックESD310(Transcend TS1TESD310C)なのですが、大量のファイルを書き込むと、途中までは爆速なのに急に遅くなる、という現象が起こっておりました。

これは熱対策とかでわざとやってるのだろうと思っていましたが、やはり遅いとイライラするのでファームウェアの更新ができないかどうか探ってみました。

まず、公式に「SSD Scope」というツールがあり、SSDの各種情報を見ることができます。画面はこんな感じです。

ここにファームウェアのバージョンが表示されています。「W0807BMO」というバージョンになっていますが、これが遅いファームウェアでした。このバージョンの人は、ぜひファームウェアを更新したらよいです。超快適になりますよ。

更新するのは簡単で、「ESD Firmware Update Tool」というのをインストールして実行するだけ。画面からファームウェアの更新ができます。さくっとできたので画面イメージを取り損ねました。たぶん英語で警告が出たと思いますが、ファイルが全部消えることにご注意してください。更新後、前述のSSD Scopeでファームウェアのバージョンを確認すると「X0402BM0」となっています。

このバージョンに変えてから、最初に書いたようなスピードの低下は全然起こらなくなりました。とても快適になるので、この現象が起こっている方はぜひお試しください。

NASのディスクを倍増させた

NASのディスク(8TB)があと1割ほどしか空いてないので、いろいろ整理してたりしてたけど、だるいので16TBへの換装をすることに決めた。選んだディスクは東芝のMN08ACA16Tというやつ。いま16TBのHDDは2本で9万円しないくらい。TBあたりの単価だと、そう割高ではない気もする。

SynologyのNAS箱(DS223j)で標準の冗長化をしてる(RAID1相当)ので、ディスクを1本新しいのにしてリビルドを走らせる。リビルドの所要時間は12時間ほど。2本とも新しいディスクをのせた2回目のリビルド時に、領域を拡張するか聞いてきた。気が利いてるねえ、ぜひ頼むわ。

みたいな感じで、NASを長期に止めることもなく、データをいったん外に移したりする必要もなく、きれいに移行できました。これで容量の問題で悩むことは当面なくなりそう。

FiiO K7/foobar2000でDSDネイティブ再生の設定をする

自分向けメモなので雑ですよ。

前提としてFiiO K7を使うものとする。

まずASIOの設定から。ASIO Outputモジュールを入れる。これは公式から入れるので簡単。

次に、以下をダウンロードする。

  • foo_input_sacd-1.5.11.zip
  • foo_out_asio+dsd-0.3.8.zip

zipを展開して出てくる3つのモジュールをインストールする。

  • foo_input_sacd
  • foo_dsd_processor
  • foo_out_asio+dsd

設定をする。Playback→OutputでDeviceの中にASIO+DSDが出てくるので、妥当なデバイスを指すようにしておく。

この状態で、とりあえずFLACの再生はASIO経由になるはず。K7の場合は色や現在のサンプルレートから判断できる。DSDはPCMに変換されて再生される状態。

続いて設定をする。Tools→SACDでOutputのTypeを「PCM」から「DSD」にする。

これで終わりのはず。FiiOのドライバは、現在のサンプルレートを表示する。DSD再生中は2.8MHzとかになっていれば良い。中途半端に大きめの数字になってるときは、DoPしてるかもしれない。

日本通信の190PadSIM(ソフトバンク)をPC(Windows11)で使う→3G停波に伴なって使えないことに…

僕のノートPCはLTEに対応しており、SIMがさせます。

いまどき、WiFiがない環境なんてあまりないし、いざとなればテザリングできるのは承知してるんですが、テザリングはやや面倒なのと、バッテリー消費がそれなりなので、停電時とかの非常用にPCにSIMをさしっぱなすのはアリだと思っています。

そうすると、あまり使わない月をいかに安くするかが大事になってきます。日本通信の190PadSIMだと、全く使わない月は190円で回線を維持できます。そのくらいの金額なら払ってもいいかな。

回線はdocomoかソフトバンクか選べます。大した理由なくソフトバンクにしました。

初期費用は、公式サイトからの申し込みだと3300円かかりますが、Amazonで売っている申込パッケージを買えば、3000円で済みます(執筆時の価格)。

APNの設定方法などは公式にガイドがありますが、当たり前ながらiPhoneとAndroidを想定したもの。Windows11でも、同じように設定すればつながりました。

ここからが後日談。

ある時期までは普通に使えてたんですが、ソフトバンクが3Gを停波して以降、使えるエリアが極端に狭くなりました。使ってる端末のせい(5G非対応)かもしれませんが、どうやら5G圏内では電波を拾えない様子。駅ではだめでも、郊外だと使えたり…みたいな。公式のサポートに聞いてみましたけど、そういうサービスなんだそうで…

というわけで、5G対応でない場合、新規に190Pad SIMをソフトバンク回線で契約するのは、あまりおススメできないかもしれません。ドコモならまだ3G止めてないので、ドコモ回線にした方がいいように思います。未確認だけど→確認のために契約してしまいました。ドコモならいける感じです。

GBE2.5-PCIEでPCが起動しなかった件

玄人志向の2.5GのLANカード、GBE2.5-PCIEを買いました。このカードはRealtekのRTL8125BGというチップを積んでいて、ヒートシンクもありません。発熱の少なそうな感じにひかれて購入しました。

ところが、家のLenovoのデスクトップPC(ThinkCentre Neo 50s Gen 3)に増設すると、電源を入れても起動しません。正確には「Lenovo」という画面まで出るものの、そこから先に進まない症状。USB経由のキーボードの操作も利きません。

PCIeまわりの設定を色々変えてみるも、どうも具合は変わらず。

知己に相談すると「オンボードのLANがあるなら、止めてみては」と言われました。これが大当たり。

具体的にはBIOSの画面(って言って大丈夫かな)から、Devices → Network Setup に進んで、Onboard Ethernet Controllerの設定を「Enabled」から「Disabled」に変更します。F10を押し保存したら、無事に起動するようになりました。

同じ症状でお困りの方おられましたら、と思い公開する次第です。

Embouchure Builderの日本語訳

Embouchure Builderの初めのほうに書いている文章を和訳してみました。

はじめに

成功するコルネットまたはトランペット奏者が持っている最も重要な資質の2つは、唇の柔軟性や弾力性、そしてすべての音域で息が自由に流れるような音色のサポート能力である。これらの資質を高めることによってのみ、持久力(過度に疲労することなく長時間演奏できる能力)と、心地よく音楽的な音色が得られるのである。

自由で柔軟な高音域は、完全にリラックスした低音域と中音域の開発を通じてのみ開発できる!

今日市場に出回っている教則本の大半は、低音域をほとんど完全に無視し、息で適切に音を支えることを学ぶずっと前に、生徒を高音域に導いてしまう。その結果、過剰なマウスピースの圧力、過度の緊張、無理矢理で正確でない音の配置が生じるだけである。短時間の演奏でなければ、疲労や唇の打撲、時には修復不可能なほどの酷使を伴わずに演奏することは不可能になる。

柔軟性と持久力に近道はないのだ!

これらの資質は、力みや緊張のない、リラックスした身体的態度を身につけるために、毎日、熱心に、集中して練習することによってのみ達成することができる。多くの勘違いした生徒が、持久力と高音域への近道として、浅いカップ付きのクッション・リムのマウスピースを使うように勧められている。しかし、音質の犠牲は甚大であり、音楽的でない結果が一般的である。

この本の目的

本書は、一般的な教則本とともに使用する補助的な学習書として作られた。毎日の練習前のウォーミングアップに最適です。指使いの技術的なことは比較的簡単で、正式な勉強を数週間しかしていない若い生徒でも、この学習書を活用することができる。本書には、標準的な教則本にはない、演奏の成功に不可欠な貴重な資料が数多く含まれている。

上級者にとっては、アンブシュアとブレスサポートを “最高の状態 “に保つのに役立つ。練習の多くは暗記することができ、グループ・リハーサルや人前で演奏する前の短いウォーミングアップ・ドリルとして活用することができる。アスリートが、ウォーミングアップをして筋肉をほぐす前に、激しいスポーツを始めようとは思わないのと同じように、真の音楽家も、準備期間なしに、すぐに楽器の高音域を演奏したり、フォルテのパッセージを演奏したりしようとは思わないだろう。

本書の使い方

練習するときは、まっすぐだがリラックスした姿勢で座るか立つ。手、腕、肩、首、顔など体全体が、不安感や緊張感から解放され、身体的に快適な状態でなければならない。このことは、あまり強く強調することはできない(?)!

ここに収録されている練習曲は、標記のようにスラーで練習するものだが、スラーでマスターした後に、レガート、非連続、スタッカートで演奏することもできる。

呼吸

自然に、しかし深く口角と鼻の両方から呼吸する。肩を上げたり、硬くしたりしないこと。指導を受ける前に、喉と口を開けて肺に空気を満タンに保つ練習をする。決して喉を閉じて肺に空気をためないこと。次に、両手を腰と腹部の上に置き、「hut」と発音してみる。これは、肺から楽器の中に空気を排出するときに、これらの筋肉が収縮する自然な方法である。もちろん、収縮の量は、希望する音量や、ある音程を維持するために唇を通過する空気の柱が必要とする速度の量に応じて増加する。生徒は、その時々に必要な正確な収縮量を、実践を通して学ばなければならない。多くの生徒は、自動的な習慣が確立されるまで、練習の際に幅広のキャンバス地のベルトを腰に巻くと効果的である。

アンブシュア

音色は、唇の弾力的な振動に共鳴して、楽器内の空気の柱を振動させることによってのみ生み出される。この柔軟性は、唇を徐々に発達させ、力みや緊張なしに振動することに慣れる機会を十分に与えることによってのみ、開発することができる。過剰なマウスピースの圧力によって唇を無理に振動させることは、振動部位を硬くしたり、唇の組織に修復不可能な損傷を与えたりするだけである。多くの金管楽器奏者は、中音域で筋肉の収縮とマウスピースの圧力が強すぎるため、高音域では何もできません。中音域や高音域で自由に音色を出せるようになるには、低音域で唇を完全にリラックスさせなければなりません。その後、音程が上がるにつれて必要な分だけ唇を収縮させればよい。

唇を伸ばして笑うような姿勢をとると、振動部分の筋肉が弱くなる傾向があるため、決して行わないこと。唇の赤い部分を少し内側に巻き込むようにして、より強度と弾力のあるリップライン付近で振動部を発達させる。口角は比較的ゆるめにしておき、上昇するピッチで唇が中心に向かって収縮するようにする。より速い振動は、振動部分の筋肉を厚くすることで得られる。

下唇は筋肉を発達させる能力が高いので、より弾力性のある上唇を保護するために、マウスピースの圧力の大部分は、下唇によって形成される筋肉パッドにかかるようにするのが賢明である。上行・下行音律を演奏する際には、唇を一定の動き(収縮と弛緩)に保つ必要がある。唇は、硬く固定された姿勢でいるとすぐに疲れてしまう。唇の収縮と吹奏メカニズムの筋肉の収縮の間に、高度な協調性を持たせなければならない。

本書を最も効果的に使用するために、生徒は練習曲を無理なく簡単に弾けるようになった時点から先に進んではならない!進むにつれて、常に初期の練習曲に立ち返って復習しなければならない!

Switchを有線LAN接続する

うちのニンテンドーSwitchは普段は無線LANでつなげていますが、「ゲームする際に有線の方が早いらしい」と息子が言うので、軽く調べてこのLANアダプターを購入しました。ドックのUSB(タイプA)に差し込み、もう一方はLANケーブルにつながるアダプタです。

  • Switchで動くらしいこと
  • 知ってるようなメーカー製であること
  • Amazon本家から買えること
  • リンクしたらLEDが光ること

この辺の条件を満たす製品、ということでチョイスしました。まあ、どこのメーカーのものを買ってもたいてい動くのだと思いますが。

つなげばすぐリンクして、ゲームもこれまでより快適に動くらしいです。飛び交う電波がオフロードされると思うと気分が良いですね。しかし、無線LANで行っていた接続制限(時間帯の制限)が回避されるではありませんか。もしかして、それ狙いなのでは。

NAS(Synology DS223j)の購入

夏休みの工作ということで、NAS(Synology DS223j)を組み立てました。それから、先代NAS(Synology DS120j)からのデータの移行をしました。その記録です。

Synology DS120jは気に入っていましたが、運用開始から4年弱が経過したので、老朽トラブルが起こると嫌ですし、DS223jという2ベイモデルが良いスペックで登場した(上位機と同じCPU)ので、これを機に乗り換えることにしました。

DS120jで使っていたHDDを引っこ抜いてDS223jに刺しましたが、残念ながら、それだけで移行完了とはなりません。認識しないようです。がっかり。ただ、2ベイモデルからの移行であれば、HDDを差し替えたらそのまま移行できるらしいので、今後の更改には期待します。

とりあえずSHRというSynologyのRAID的なもので領域作成をやり直し、必要な機能だけを追加。そしてファイルは書き戻し。24時間くらいかかりました。

数日ほど安定して稼働してることを確認して、ディスクを追加。ミラーリングさせておきます。

ちなみにHDDはNAS用ではないWestern Digitalの8TBのモデルです。

NAS用のHDDは結構高い。値段が倍くらいします。あきらめて安いディスクを買いました。ただし、Synologyの保証からは外れてしまうことになる様子です。まあ、しかたないか。

HDDはSHRのRAID1相当にしたので、将来大きなHDDに1本ずつ交換する、とかもできるのかな。それも楽しみですね。

ThinkCentre Neo 50s Gen 3のメモリとSSDの交換

昨年夏に購入したLenovoのThinkCentre Neo 50s Gen 3をメインのPCとして使ってます。

僕はPCを購入するときに、メモリやSSDはできるだけ低いスペック(例:メモリ4GB/SSD128GB)にしておいて、自分で交換することで節約をする…つもりになっています。もちろん、このこと自体がメーカー保証を失うことにつながると思いますので、実施する際は自己責任でお願いいたします。どうしても安心が欲しければ、初めから上等な構成でPCを買えばよいのです。

このPCで簡単に交換できるのは、メモリとSSDです。

メモリは以下のものを選びました。メーカーにこだわりがなければ、もっと安いものもありますが、安心を買いたいので大手のものをチョイス。メモリ16GBを2枚で合計32GBにします。メモリの交換は非常に簡単で、単に古いメモリを抜いて、新しいメモリを2枚とも刺すだけです。

SSDは以下のものを選びました。

このSSDを選択した理由としては、PCIe Gen4に対応していることと、あとは日本のメーカーを多少なりとも応援したい、という理由からです。

SSDも引っこ抜いて取り替えて、Windowsを再インストールすれば良いです。SSDはクローンして移行することもできると思いますが、僕はWindowsを入れなおす方法を選びました。

SSDは発熱の対策も必要です。たぶん標準のSSDより発熱が大きくなるので、ヒートシンクを付ける等の対策をしないと、熱でSSDが死ぬと思います。

当初は手持ちの小さなヒートシンクを付けていましたが、温度が今一つ高めだったこともあり、以下のヒートシンクを導入しました。両面から冷やす効果が大きいようで、温度はかなり落ち着きました。あと、重要なことですが、このヒートシンクはこのPC(ThinkCentre Neo 50s Gen 3)に問題なく装着できました。SSDが片面実装じゃないと、背面のスペースが足りないかもしれないです。上記以外のSSDの人はご注意ください。

SSDの性能差は、体感はしにくいですが、ベンチマークを取れば確認できます。うちのPCのCrystalDiskMarkの結果を貼っておきます。公称値には届かないですが、リードライトともに4000MB/sは超えていて、前世代のハイエンドSSDよりも早い感じですね。

それからSSDの冷え具合ですが、本日真夏、部屋はエアコンをいれて26℃くらいの状況で、40℃ちょいとなってます。ベンチマークを実施すると50℃くらいに上がる感じですね。

Amazonのカートに入らない

Windows11のEdge利用時の話。

Amazonで買い物しててカートに入れようとしたら、「入力されたウェブアドレスは当社サイトの有効なページではありません。」とエラーがでてカートに追加できないことが発生。これ、とてもいらいらする。

対処としては、Cookieを消せば良いようだ。

Edgeでは「設定」→「プライバシー、検索、サービス」→「閲覧データをクリア」の「クリアするデータの選択」。ここで「Cookieおよびその他のサイトデータ」にチェックが入っていることを確認し、「今すぐクリア」を押す。

これやると、ほとんどのサイトからログアウトしてしまうので、ご注意を。たぶん、Amazon関連のCookieだけを削除したらよさそうなんだけど、それは試してない。

たぶんAmazonも良く分かってないCookieの不具合があるんだよね。早く見つけて直してください。