HDDの内容を潰したいけど、FDDしか無い人に向けて。
まずはdban(Dark’s Boot and Nuke)をダウンロード。
ダウンロードするのは、dban-1.0.7_i386.exe
最近のバージョンはCD-ROM用のISOしか無いみたい(当たり前か)。1.0.7というのがFDDでも使える最後のバージョンの様子。
Windowsなら、ダウンロードしたexeをそのまま叩けばFDDの作成ができるようだ。ただしそれは試していない。
Linuxだと、以下のようにすればFDDが作成できる。
$ unzip dban-1.0.7_i386.exe
$ dd if=dban-1.0.7_i386.ima of=/dev/fd0 bs=1024
$ sync
(デバイスとかは適当に読み替えて)
こうして作ったFDから起動して、Enterを押してしばらく待てば操作画面になる。消去方法と対象のパーティションを選択すれば、消去が始まる。
ちょっと面倒なことに、一度の操作がおわると、ログを保存して終了モード(電源切ってくれ)になってしまう。普通はそれで良いと思うけど、いくつかのパーティションを潰したい人は何回か起動しなおすのが手間かも。
デフォルトの消去方法はDoD-shortなので、まあこれくらいでいいんじゃないかな。
操作方法は、@ITの「ハードディスクの内容を安全に消去 – DBAN」が分かりやすい。
Linuxベースでちゃんと動くので、そこそこの速さで消去ができる。これはなかなか便利なツールだと思う。
最近のバージョンのISOなんか焼いて手元に置いておけば、HDD削除ツールとしてはなかなか良いものじゃあないかな。
最後に気がついたけど、PC/AT互換機のことしか考慮していないので、ご容赦を。