Ubuntu12.04LTSにはqmailパッケージ(universe)が存在するので、旧来のqmail-srcパッケージ(multiverse)ではなく、 qmailを入れてみた。たぶん前者はnet-qmailで、後者はDJBのqmail+patchかな。
Ubuntu8.04LTSのqmail(qmail-srcからbuildしたもの)といくつかの違いがあって、はまっていたのでメモしておく。
Maildirを使う
/var/lib/qmail/control/defaultdelivery を以下の通り変更。
./Maildir/
再起動の方法
sysvinitでもupstartでもなく /usr/bin/qmailctl というのを使う(かなり悩んだ)。
# qmailctl restart
そんなの知らないよ、ほんとに。
ログの出力内容と場所
標準では /var/log/qmail に、独特のファイル名 & 独特のタイムスタンプでログを吐く。
@4000000050ec01243503ffa4 status: local 0/10 remote 1/20@4000000050ec021b06849e04 delivery 84: success: 111.87.239.132_accepted_message./Remote_host_said:_250_Ok:_queued_as_F0C1216F/@4000000050ec021b0685ab8c status: local 0/10 remote 0/20@4000000050ec021b094ef904 end msg 2100129
こういう、一目で時刻が分からない、謎な形式は本当にやめて頂きたい。
あと、mail.logに吐いてもらった方が標準的で良いかと思い /var/lib/qmail/rc を以下の通り修正。
qmail-start “`cat /var/lib/qmail/control/defaultdelivery`” splogger qmail
すると、以下の通り、普通に出る。これなら読める。
Feb 18 20:05:01 host qmail: 1361185501.323090 status: local 0/10 remote 1/20Feb 18 20:05:01 host qmail: 1361185501.494435 delivery 2: success: 111.87.239.132_accepted_message./Remote_host_said:_250_Ok:_queued_as_62FA0179/Feb 18 20:05:01 host qmail: 1361185501.494581 status: local 0/10 remote 0/20Feb 18 20:05:01 host qmail: 1361185501.494607 end msg 2097550(hostはhost名)
本当にqmailって変わってるよなあ。この機会にPostfixに乗り換えたい気持ちは大きかったけど、互換性の問題もあって、仕方なく入れたものの、すでに半分嫌になっているというところ。