Embouchure Builderの日本語訳

Embouchure Builderの初めのほうに書いている文章を和訳してみました。 はじめに 成功するコルネットまたはトランペット奏者が持っている最も重要な資質の2つは、唇の柔軟性や弾力性、そしてすべての音域で息が自由に流れるような音色のサポート能力である。これらの資質を高めることによってのみ、持久力(過度に疲労することなく長時間演奏できる能力)と、心地よく音楽的な音色が得られるのである。 自由で柔軟な高音域は、完全にリラックスした低音域と中音域の開発を通じてのみ開発できる! 今日市場に出回っている教則本の大半は、低音域をほとんど完全に無視し、息で適切に音を支えることを学ぶずっと前に、生徒を高音域に導いてしまう。その結果、過剰なマウスピースの圧力、過度の緊張、無理矢理で正確でない音の配置が生じるだけである。短時間の演奏でなければ、疲労や唇の打撲、時には修復不可能なほどの酷使を伴わずに演奏することは不可能になる。 柔軟性と持久力に近道はないのだ! これらの資質は、力みや緊張のない、リラックスした身体的態度を身につけるために、毎日、熱心に、集中して練習することによってのみ達成することができる。多くの勘違いした生徒が、持久力と高音域への近道として、浅いカップ付きのクッション・リムのマウスピースを使うように勧められている。しかし、音質の犠牲は甚大であり、音楽的でない結果が一般的である。 この本の目的 本書は、一般的な教則本とともに使用する補助的な学習書として作られた。毎日の練習前のウォーミングアップに最適です。指使いの技術的なことは比較的簡単で、正式な勉強を数週間しかしていない若い生徒でも、この学習書を活用することができる。本書には、標準的な教則本にはない、演奏の成功に不可欠な貴重な資料が数多く含まれている。 上級者にとっては、アンブシュアとブレスサポートを "最高の状態 "に保つのに役立つ。練習の多くは暗記することができ、グループ・リハーサルや人前で演奏する前の短いウォーミングアップ・ドリルとして活用することができる。アスリートが、ウォーミングアップをして筋肉をほぐす前に、激しいスポーツを始めようとは思わないのと同じように、真の音楽家も、準備期間なしに、すぐに楽器の高音域を演奏したり、フォルテのパッセージを演奏したりしようとは思わないだろう。 本書の使い方 練習するときは、まっすぐだがリラックスした姿勢で座るか立つ。手、腕、肩、首、顔など体全体が、不安感や緊張感から解放され、身体的に快適な状態でなければならない。このことは、あまり強く強調することはできない(?)! ここに収録されている練習曲は、標記のようにスラーで練習するものだが、スラーでマスターした後に、レガート、非連続、スタッカートで演奏することもできる。 呼吸 自然に、しかし深く口角と鼻の両方から呼吸する。肩を上げたり、硬くしたりしないこと。指導を受ける前に、喉と口を開けて肺に空気を満タンに保つ練習をする。決して喉を閉じて肺に空気をためないこと。次に、両手を腰と腹部の上に置き、「hut」と発音してみる。これは、肺から楽器の中に空気を排出するときに、これらの筋肉が収縮する自然な方法である。もちろん、収縮の量は、希望する音量や、ある音程を維持するために唇を通過する空気の柱が必要とする速度の量に応じて増加する。生徒は、その時々に必要な正確な収縮量を、実践を通して学ばなければならない。多くの生徒は、自動的な習慣が確立されるまで、練習の際に幅広のキャンバス地のベルトを腰に巻くと効果的である。 アンブシュア 音色は、唇の弾力的な振動に共鳴して、楽器内の空気の柱を振動させることによってのみ生み出される。この柔軟性は、唇を徐々に発達させ、力みや緊張なしに振動することに慣れる機会を十分に与えることによってのみ、開発することができる。過剰なマウスピースの圧力によって唇を無理に振動させることは、振動部位を硬くしたり、唇の組織に修復不可能な損傷を与えたりするだけである。多くの金管楽器奏者は、中音域で筋肉の収縮とマウスピースの圧力が強すぎるため、高音域では何もできません。中音域や高音域で自由に音色を出せるようになるには、低音域で唇を完全にリラックスさせなければなりません。その後、音程が上がるにつれて必要な分だけ唇を収縮させればよい。 唇を伸ばして笑うような姿勢をとると、振動部分の筋肉が弱くなる傾向があるため、決して行わないこと。唇の赤い部分を少し内側に巻き込むようにして、より強度と弾力のあるリップライン付近で振動部を発達させる。口角は比較的ゆるめにしておき、上昇するピッチで唇が中心に向かって収縮するようにする。より速い振動は、振動部分の筋肉を厚くすることで得られる。 下唇は筋肉を発達させる能力が高いので、より弾力性のある上唇を保護するために、マウスピースの圧力の大部分は、下唇によって形成される筋肉パッドにかかるようにするのが賢明である。上行・下行音律を演奏する際には、唇を一定の動き(収縮と弛緩)に保つ必要がある。唇は、硬く固定された姿勢でいるとすぐに疲れてしまう。唇の収縮と吹奏メカニズムの筋肉の収縮の間に、高度な協調性を持たせなければならない。 本書を最も効果的に使用するために、生徒は練習曲を無理なく簡単に弾けるようになった時点から先に進んではならない!進むにつれて、常に初期の練習曲に立ち返って復習しなければならない!

2023年9月14日 · 1 分

「メールはなぜ届くのか」

メールプロトコルを詳説してるのかと思い、CSメール専攻(笑)としては興味半分で買ったみた本。中身は案外よかったです。結構幅広く、インターネットの仕組み、つまりTCP/IPについて触れているところが良いと思いました。本書で語られる技術的内容は、主に以下のようになっています。 アナログとデジタルの違いプロトコルとはHTTP/HTTPSメールプロトコル(SMTP/POP3/IMAP4)ケータイにおけるメールウェブメールウェブアプリサーバの低廉化パケット通信IPアドレスとサブネットマスクDNS(再帰的問い合わせ)IPマスカレードIPv6ルーティングIPとTCPの分担、UDPポート番号OSI参照モデルインターネットの歴史と性質迷惑メールインターネットのオープン性RFC これだけ幅広い内容について、平易な記述、比喩によって解説が行われています。なお、それぞれ単独で書籍になるような重い内容であるので、扱いはさらっとしています。それがよい、という人には大変向いていると思います。具体的には、インターネットの仕組みを知りたいが、重い本は避けたい、という人に向けての入門書としては、まずまずの良書と思います。 数年前の書籍なので、若干記述が古くなったところ、またCS専攻としては非常に細かな所で説明の瑕疵があるかと思いましたが、全体の流れには問題がないところでしょう。そういう細かいことを言うと嫌われそう。 ここに挙げた内容についてある程度詳しい人も、この書籍がどのようにそれを言語化しているかという点については学ぶべきところがあると感じます。さすがブルーバックス、安心感がありました。

2020年5月31日 · 1 分

「ミライの授業」

成功の裏にはどのようなポイントがあるか、多くの伝記を引きながら若い人(14歳)に向かって語り掛けている本。 不勉強なので知らない話もいくつかあった。14歳どころではないけれども、首肯すべきポイントはいくつもある。 ポジティブな内容で簡明に書かれているので、読みやすいのは良い。

2019年1月13日 · 1 分

「心配事の9割は起こらない」

タイトルがややミスリードのような。日常暮らしていくうえで起こる様々な不安や心配事に、どのような態度で挑むべきか。そこに禅の教えやたとえ話などが効果的に付け足されている。なかなか雑事にとらわれがちで、そこまで達観できないけれども、読む値打ちは大いにある本。特に会社員向きではないかな。

2018年12月21日 · 1 分

「クリーニング業界の裏側」

現役の人とは思えないくらい、あらゆる方向からこの業界の悪い面を晒しまくっている。ともかく、筆者の熱の入れようがすごい。業界をよくしたいということなのだろうな。でもそこまで書いて大丈夫なのかな、刺されたりしないかな、と心配に思うくらい。面白くて、すぐに読み終わってしまった。

2018年10月27日 · 1 分

「精神科医はくすりを出すときこう考える」

タイトルから想像される、治療にあたっての先生の対応の仕方というのは、最後にちょっと書いてあるだけ。まず薬とはいかなる感じなのかということを、知識のあまりない人に向けて丁寧に書いている。臨床試験とは、薬が有効とは、プラセボとは、精神療法はちょっと、ガイドラインについて。著述は極めて平易で明快で、読みやすく理解しやすい。一方そういうことを知っている人には、まるっきり要らない内容と言えばそうかも。なので、この本は精神科の話に限らずに書いた方が良かったのでは、と感じたが、僕は読んで大変良かった。

2018年8月30日 · 1 分

「朝日ぎらい」

リベラルと保守というのは何かということについて。前半はテンポよくおもしろかったが、中盤以降は教養がないと楽しめないかな。最後らへんは最近の橘さんらしく、色々の論説を引用しているけど、自説を補強するためという側面があるのではないかなと感じた。ファンなので、著作のペースを落として良いから、もっと練った本を書いてほしいかな。

2018年8月30日 · 1 分

「AI vs. 教科書が読めない子供たち」

前半のAIに関するまとめは秀逸だと思う。読解力云々の話は正直あまり興味がない。そんなものだろうと昔から思ってる。全体を通して、著者の上から目線を感じる。不愉快に思う人もいるだろう。

2018年8月17日 · 1 分

「統計って何の役に立つの?」

なかなか面白かった。小学生でこれが読めたら結構なことだと思った。内容は極めて妥当で、安心して読ませられる。もちろん、詳細にまで踏み込めない部分もあるけど、仕方ないな。まず統計を悪用する大人と戦えるようになって欲しい。大人でもかなりの気づきが得られると思う。この程度、と思うが押さえていない大人も多いだろう。

2018年7月22日 · 1 分

「ITエンジニア 生き残りの条件」について

今月のSoftware Designの特集である「ITエンジニア 生き残りの条件」を読んでの感想。 タイトルの割に内容は凡庸だな、と思いつつも、従事者(一応ね)としてはやっぱり意見しておきたい。 記事でも指摘している通り、ITゼネコンの重層構造は確かに崩壊しているのだろう。僕の周りでもそういう実感はある。 一方、記事中で、ITゼネコン(SIer)の凋落と、ネット関連企業を並べているのには違和感を感じた。後者は今まさに激しい勝負の真っ最中であって、勝者しか生き残らないような戦いをしている。そこに優秀なエンジニアが必要なのはもちろんだろうけど、少々次元の違う話だろう。 僕は、これまで、この産業でこれだけの人数を養えていたことが異常だったのではないかと思う。 ソフトウェア開発というのは高度に知的な作業だから(だよね?)、個人の能力によって生産性は激しく異なる。これは関係者なら誰でも同意するだろう。なので、今は「全体としてちゃんとした能力をもつ会社」が選別されていく過程にあるのだろうと理解している。 あと、記事中ではオフショアについても言及されていたけれど、僕はオフショア開発にはあまり肯定的ではない。 ソフトウェア開発の期間はビジネス上の要請でどんどん短くなっている。そして、それは実現可能になっている。僕は環境や要素技術などの進歩によって可能になっていると言いたいが、単に現場が無理をしているだけということもあるかもしれない。 そういう状況の中で「外国に出す」というオーバーヘッドは許容できないケースの方が多いだろう。なので、オフショア開発がどんどん増える、ということにはならないと思っている。 もちろん、大規模なシステム開発においてはこの限りではないだろう。 ただ、大規模なシステムもこれからは減っていくだろうと思っている。それは計算機の能力向上、銀行や自治体の統合、この国の人口の減少、など色々な理由があるから。 結果として、顧客企業の発注コストの低下は、単純にIT産業従事者全体の給与原資の低下につながるだけだろう。 産業の規模を縮小するか、給与減少を甘んじて受け入れるか。今、この産業が転換点にあることは間違いない。

2010年12月3日 · 1 分